誰しも人にはある程度好かれたい、少なくとも嫌われたくはないものですが、世の中そうそううまくいかなかったりします。自分は相手のことを気に入っているのに相手に伝わらない、伝わった結果むしろ距離を取られてしまう、なんて話も度々耳にします。
ではどうすればこのような悲しいすれ違いをなくすることができるのでしょうか。
まず最初に、自分が人に嫌われているかどうか判断する必要があります。以下の項目に当てはまる場合、ひょっとしたら自分は人に嫌われているのかもしれません。
今の時代LINEは必須のコミュニケーションツールと言っても過言ではないでしょう。そしてLINEでのやり取りは相手との関係性を図る上でも優秀なツールです。
メッセージのやり取りを見れば、まったく関係ない第三者が見ても二人の関係性がわかったりします。むしろ本人よりも第三者が見た方がよくわかるかもしれません。
逆に言えば、自分が送るメッセージに夢中になるだけでなく、相手がどのような対応をしているか、客観的に目線を持って判断することが必要です。
たとえば、こちらはスタンプや絵文字を使っているのに相手はまったく使っていない、メッセージをすぐに終わらせようとしてくる、既読スルーになることが多い、といったことが続くと、相手に嫌われている可能性があります。
嫌われてはいなくても、少なくとも興味を持たれていない、好意を持たれても困るから距離を置きたい、と思われている可能性が高いでしょう。
ただしLINEが苦手、誰に対してもそっけない、といった人もいるので、100%上の内容が当てはまるわけではありません。
とはいえ誰とLINEしても相手の対応がそっけいない、という場合基本的に自分は周囲の人に嫌われているのかもしれません。
友人や異性を食事やデートに誘っても断られるという場合、嫌われている、もしくはこちらに興味がない可能性が高いでしょう。断り文句は様々ですが、今は忙しい、予定が入っている、などが常套句です。
はっきりとこちらに興味がないと断言されるケースもありますが、同じコミュニティに所属していたりすると、相手もはっきりとは言いにくい場合があります。
コミュニティが同じでなくても、はっきりとは言いにくいから察して欲しい、といった場合もあるでしょう。はっきりと断られていないからまだ大丈夫、このまま誘い続けよう、と思われるかもしれませんが、そのままだと厳しい可能性があります。
誰を誘っても断られる場合、自分自身を変える必要があります。
周囲に嫌われる人は、そもそもなぜ嫌われるのでしょうか?
自分を良く見せようと無意識に上から目線の発言、マウンティングをしてしまっているケースが多々あります。直接今話している相手に対してマウンティングしてしまうケースもあれば、そうでないケースもあるでしょう。
たとえば第三者の話になった際に、その人よりも自分の方を認めてほしい、自分の方が上だとアピールしないと認めてもらえない、という心理が働いてしまうのです。
その結果、そんなことは大したことがない、自分はもっとできる、といった発言につながってしまいます。第三者を落として自分の評価を上げようとする発言は、むしろ自分の印象を悪くしてしまいます。
自分のこととなるとやってしまいがちですが、客観的に考えればピンとくるでしょう。自分を卑下する必要はまったくありませんが、第三者を褒める発言が相手から出てきたら、素直に褒めた方が得策です。
仲良くなりたい相手であればあるほど、相手のことを深く知りたいと思うものです。この心理は当然のものでしょう。しかし、欲望に任せて詮索してはいけません。人にはある程度自分のことを知ってほしいという欲求がありますが、逆に知られたくないこと、聞かれたくないこともあります。
またそもそも尋問のように詮索されること自体、多くの人は不快に感じます。なので相手の過去の恋愛遍歴、経済面、普段何をやっているのか、どのような交友関係を持っているのか、など最初から深く突っ込むのは辞めた方が良いでしょう。
人には心理的にプライベートな空間があり、特に関係が浅いうちに不要に踏み込むと不快感を感じる人は多いです。相手とどのくらい仲良くなったか、どのくらいの信頼関係があるか、などをある程度考慮した上で、プライベートな質問をすることが重要になります。
自分が人に嫌われているとわかった場合、まずは自分の行動を見直し、改善する必要があります。まずは相手を不快にさせるようなことをしていなかったかを振り返り、心当たりがある場合今後の自分の発言、行動を改めましょう。
その上で、再度相手にアプローチをします。とはいえ、一度嫌われてしまうと、再度アプローチをしても余計に相手を遠ざける可能性があります。
そうならないためには、アプローチの方向性を変える、いったんハードルを下げる、などの対策を取り、徐々に前の自分のイメージに今の自分のイメージを上書きしていくことが重要です。
また初対面の相手なら一から関係を築くことができるので、過去の反省を活かし、相手が不快に思うようなことをしないよう注意しましょう。
自分は人に嫌われている、と感じるのであれば、まずは現状を客観視し、嫌われている原因を洗い出す必要があります。その上で改善し、再度アプローチします。
しかし自分が変わったと思ってもそれがすぐさま相手に伝わるわけではないので、いったん引いて、今までとはアプローチを変えて、徐々に自分のイメージを変えていくことに注意してください。
うまくいかないときに相手に固執してしつこくすると完全に逆効果になるので、冷静に自分を客観視してときにはいったん引くことも重要ですよ。新たに人間関係を築く場合は、今までのイメージがない分難易度は低いでしょう。